締結が有力視されていたWBC･S･ミドル級暫定暫定王者デビッド・ベナビデス（米）と前WBOミドル級王者デメトゥリアス・アンドラーデ（米）が11月25日、米テキサス州サンアントニオで対戦する運びになった。ボクシングシーン・ドットコムが１日、伝えた。試合は米国のショータイムが全米にPPV中継する。

　ベナビデス（27勝23KO無敗＝26）は昨日、ジャーメル・チャーロ（米）を下しS･ミドル級４団体統一王座の防衛を果たしたサウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）の対戦者としてファンから待望されている。今年３月、カネロと対戦歴がある元IBF･S･ミドル級王者カレブ・プラント（米）と激闘を繰り広げサバイバル。強敵アンドラーデを破って一気にカネロ挑戦に突き進みたいところだ。

　元WBO･S･ウェルター級王者でもある2階級制覇王者アンドラーデ（32勝19KO2敗＝35）はミドル級王座を返上してS･ミドル級へ進出。こちらもカネロとのビッグマッチを熱望しており、自身初のPPVイベントのメイン抜擢でモチベーションは最高に達している。

　セミ格では2022年6月からリングを離れているWBCミドル級王者ジャモール・チャーロ（米）がようやく復帰する。フロリダ州でロイ・ジョーンズJr氏の指導で調整を図るチャーロはベナビデスの兄、ホセ・ベナビデス（米）と対戦する。2年5ヵ月ぶりにリングに戻るチャーロ。ベナビデス兄はランキングに入っておらず、タイトル戦になるかはまだ決まっていない。