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WBAフライ級王者のユーリ阿久井政悟 5.6東京ドーム初防衛戦は「技術戦で勝つ」

2024年4月18日 14時53分

 WBAフライ級チャンピオンのユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が18日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開、5月6日に東京ドームで行われる桑原拓(大橋)との防衛戦への意気込みを語った。

守安会長(左)と阿久井

 阿久井は1月、無敗王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)を下して王座を獲得。その後、地元岡山で祝勝会が続いたが、阿久井は「周りが喜んでくれてうれしいけど、自分は何も変わらない」と強調。前回同様、4月1日から東京の帝拳ジムで4週間の合宿に入り、同ジムの高見亨介、岩田翔吉、梶颯といった国内トップ選手とスパーリングを重ねてきた。

 挑戦者の桑原とは日本王者だった21年7月に対戦し、10回TKO勝ちで王座を守った。「当時もトップ選手のイメージで、これに勝てば世界にいけると思った」という出世試合となった。3年越しのリマッチにあたり、阿久井は「前に戦ったときはスピードがあって、最近はパワーも加わり、1発で倒している試合もある。そこは警戒したい」と桑原の成長を認めた。

 一方で、パワーの阿久井、スピードの桑原との見方には、「こっちはパワーじゃないんで。相手もテクニックがあるので、技術勝負のなると思う」、「(桑原は)駆け引きをするようになった印象。どっちがペースを取るかになると思う」と技術戦を予想した。

ミット打ちでは軽快な動きを見せた

 阿久井はインタビューのあと、シャドー、ミット打ち、バッグ打ちをそれぞれ2ラウンドずつ披露。笑顔も良く出てリラックスした様子だった。練習を視察した桑原陣営の大橋秀行会長は「ラフなイメージがあったけど、パンチがシャープになった。世界チャンピオンになって相当自信がついたんじゃないかな」と初防衛戦を迎える王者を評価した。

 それでも東京ドーム興行を開催する大橋会長は「日本で初めての世界タイトルマッチ(1952年)は後楽園球場の白井義男さん。伝統のフライ級で、白井さんの功績に捧げるような試合をしてほしい」と両選手にエールを送った。

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