5月にS･ミドル級4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレスに挑戦した同じメキシコ人のハイメ・ムンギア＝写真＝がゴールデンボーイ・プロモーションズ（GBP）を離れ、ライバルのトップランクと契約する運びになった。ESPNデポルテスが23日伝えた。

　元WBO･S･ウェルター級王者ムンギア（27）は5度の防衛を果たした後、王座を返上。ミドル級で世界挑戦を目指したが実現せず、カネロに挑戦。しかしダウンを奪われて3-0判定負けでプロ初黒星を喫した。

　今回、彼の試合を16試合プロモートしたGBPからトップランクへ移る背景にはもう一度、世界王座に挑みたい願望がある。メキシコのプロモーター「サンフェル・ボクシング」との関係は継続する。

　トップランクはサンフェル・ボクシングとの共同プロモートでエリク・モラレスをはじめ、フアン・マヌエル・マルケス、ホセ・ルイス・カスティーリョ、エマヌエル・ナバレッテらのメキシコ人をリングに上げてきた実績があり、今後のムンギアのサポートを約束している。

　早速、ムンギア（43勝34KO1敗）に対し、トップランクはS･ミドル級上位のエリック・バジニアン（カナダ＝32勝23KO1分無敗）戦をオファー。9月20日、米国で開催される計画だという。またムンギアはフレディ・ローチ・トレーナーの下を離れ、再びモラレス・チームに合流し次戦に備えるもようだ。