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コンランが再起戦で手痛い黒星 ハーン氏「カムバックは難しいのでは…」

2023年12月4日 9時59分

 2日(日本時間3日)英国北アイルランドのベルファストで行われたマッチルームボクシング興行で、地元の人気ボクサー、マイケル・コンラン(アイルランド)がジョーダン・ギル(英)に7回1分9秒TKO負け。今後のキャリアに暗雲が漂った。

 コンランは2回、スイッチしたところで前に出るギルの左フックを食らい、尻からダウン。このピンチはしのいだコンランはアッパーやボディ打ちで巻き返しを図るが、ギルに押されてロープを背負うシーンが少なくなかった。

 迎えた7回、ギルがダメージの見えるコンランをコーナーに押し込み、連打を見舞ったところで主審が試合を止めた。

 コンランはロンドン五輪で銅メダルを獲得し、リオデジャネイロ五輪で敗れた際に判定に不満をぶちまけ物議を醸したのち、注目を集めてプロデビュー。しかし昨年3月にWBAフェザー級王者リー・ウッド(英)、今年5月にIBF同級王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)に敗れ、S・フェザー級にクラスを上げた今回の一戦も、格下と見られるギルに敗れる結果となった。

 プロモーターのエディ・ハーン氏は「これは選手の判断だが、カムバックは難しいのではないか。なぜなら彼は世界王者を狙う選手だからだ。コンランはこの階級でまだエリートではないギルに敗れた。そのことを反省し、将来について考えるだろう」と厳しいコメントを残した。

 32歳のコンランは18勝9KO3敗。人気選手を下し、WBAインターナショナルS・フェザー級王座を獲得した29歳のギルは28勝9KO2敗1分。昨年10月、元2階級制覇王者キコ・マルティネス(スペイン)に敗れてからの再起戦だった。

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