現地時間21日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムでゴングが鳴るIBFヘビー級タイトルマッチの計量が20日行われた。チャンピオンのダニエル・デュボア（英）は248.6ポンド（112.76キロ）、挑戦者で元３団体統一王者アンソニー・ジョシュア（英）は252.5ポンド（114.53キロ）をマークした。

　デュボア（21勝20KO2敗＝27歳）は米国でWBAヘビー級レギュラー王者となった後、昨年ポーランドで3団体統一王者オレクサンドル・ウシクに挑戦。9回KO負けで2度目の黒星を喫した。しかしブランクから復帰して世界挑戦を目指していたジャレル・ミラーを最終回にストップしてカムバック。最新戦で上位のフィリップ・フルコビッチをTKO勝ちで下しIBF暫定王座を獲得。ウシクの返上により正規王者に昇格した。

　ジョシュア（28勝25KO3敗＝34歳）はウシクに3団体統一王座を明け渡し、ダイレクトリマッチで返り討ちにされたが、その後4連勝中。最新戦では前WBC王者フューリーに善戦した総合格闘技UFCの元ヘビー級王者フランシス・ガヌーを2回KOで下し、ボクシングファンの溜飲を下げた。試合のバナーやプレスリリースは「ジョシュアvs.デュボア」となっており、過去の実績が評価されている。オッズも5-1ほどでジョシュア有利と出ている。

　同じリングでIBF・S・フェザー級王者アンソニー・カカチェ（英）が元IBFフェザー級王者ジョシュ・ウォーリントン（英）を相手に初防衛戦に臨む。カカチェは129.8ポンド（58.88キロ）、ウォーリントンは129ポンド（58.51キロ）をマークしリミットの130ポンドに合格した。