関西のホープ伊藤千飛が8回TKO勝ち 日中戦前座
2024年9月22日 1時31分
2024年9月22日 1時27分
21日の後楽園ホールの「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT & G.O.A.T MATCH」は日中友好親善試合。4対4で行われ、3勝1敗で日本が勝ち越した。
大トリのメインを飾るS・ライト級8回戦は、それにふさわしいスピーディーでシャープかつ、パワフルなハイレベルな試合に。デビューから2戦連続初回KO勝ちの堀池空希(ほりいけ・ひろき、横浜光)が、WBA地域タイトルを持つワン・ラクセン(中国)に77—74、78—73、78—73の3—0判定勝利を収めた。
切れ味鋭い右フックを顔面に、同じタイミングで右フックをボディーに送って先制した堀池だが、サウスポーのワンはなかなかの曲者だった。堀池のスピードに惑わされることなくしっかりとついていき、そればかりか、思いきりよい左ストレート、右フックを重ねてくる。2回以降は未知のラウンドの堀池だが、ワンの連続攻撃に圧されることなく、ていねいにカウンター攻撃を積み重ねていった。それを実現させたのは、小さなボディーワークとブロッキングの堅さ。防御が乱れないから心も乱れない。一見すると、待ちのボクシングに見えてしまうが、リターンブローをしっかりと返し、ワンを調子に乗らせない。
ハイテンポな攻防は、常時スリルを孕んでいたが、ともに防御が巧みなためにレベルの高さをいっそう際立たせた。その中でも堀池が仕掛けた餌撒きは、ハッキリとしたクリーンヒットを奪えなかったにしても秀逸だった。右を打ってワンを誘い出し、左ブローをステップバックでかわし右ショート、あるいは左フックをカウンタ―する。わずか3戦目、しかも初めて経験する接戦の中で、冷静に実行するのだから並ではない。
6回、ジャブからタイミングを変えて続けた右でワンに尻もちをつくダウンを与えた堀池。前足同士も絡まったもので、ワンには不運な面もあったが、リズムの変化にワンが対応できなかった証でもあった。スピードも切れ味も、最後の最後まで変わらなかったスタミナ面も特筆しておきたい。ワンは8勝5KO2敗。
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