23日（日本時間24日）、ニューヨーク・マジソンスクエアガーデンのザ・シアターでゴングが鳴るIBF女子世界バンタム級タイトルマッチの計量が22日行われた。初防衛戦に臨むチャンピオンの吉田実代（日本）は117.2ポンド（53.16キロ）、挑戦者シュレッタ・メトカーフ（米）は116.4ポンド（米）をマーク。リミットの118ポンドをクリアした。

　米国を拠点にリングに上がる吉田（17勝4敗＝36）は昨年12月サンフランシスコでエバニー・ブリッジズ（豪州）に3-0判定勝ちでベルトを奪取。その1ヵ月前に判定負けした相手がメトカーフ（13勝2KO4敗1分1無効試合＝39）である。

　ブリッジズ戦は当初予定された選手が出場できず、急きょ吉田がピンチヒッターで挑戦した。「世界挑戦が決まってからすべてが変わった。（メトカーフに）リベンジし評価を高めたい。私はこれまで敗戦から学んできた。今回は違った結果が待っている」と吉田はボクシングシーン・ドットコムのインタビューで答えている。

　一方メトカーフは「この試合は私にとってすべてを意味する。私は指名挑戦者だったが彼女はすぐに対戦したくなかったようだ」とけん制。そして「去年の試合と比べ私は違った選手になっている。前回私は距離を置いて戦ったけど、今回はパワー面が向上したところを披露したい」。

　セミではWBO・S・ライト級14位マイククワン・ウィリアムス（米）がラビサス・ウィリアムス（米）と8回戦。プロモーターはルウ・ディベラ・エンターテイメント。ProBoxTVが全米に中継する。