ＩＢＦ・ＷＢＯ統一ミドル級王者ジャニベク・アリムハヌリ（カザフスタン）が４月５日、自国カザフスタンの首都アスタナで防衛戦を行う運びになった。相手はＩＢＦ７位アナウエル・ガミセング（コンゴ／フランス）。アリムハヌリのプロモーター、トップランクが発表した。

　リオデジャネイロ五輪代表からプロ入りしたアリムハヌリ（16勝11ＫＯ無敗）はＷＢＯミドル級暫定王座を獲得した後、デメトゥリアス・アンドラーデ（米）の王座返上により正規王者に昇格。23年10月、ビンセンツォ・グアルティエリをストップしてＩＢＦ王座を吸収し、その後１度防衛を果たしている。

　「なかなか対戦に応じてくれる相手がいない中、アナウエルが挑戦してくれることに感謝している。ゴールは比類なきチャンピオンになること。カザフスタンのファンの前で実力を披露する機会がやってきた」と抱負を語る。

　一方、世界初挑戦のガミセング（14勝９ＫＯ無敗）は、こちらもリオデジャネイロ五輪にコンゴ代表として出場している。23年８月、ウシク－デュボアの前座でミドル級ランカーのヒョドール・チェカジン（ポーランド）に判定勝ちしたのが出世試合だ。

　「この試合は虎の穴に入るようなもの。でも私は成功を収める。ジャニベクの業績をリスペクトしているけど私はカザフスタンの祝典をぶっ壊す」と意気込んでいる。トップランクによるとアンダーカードも含めてＥＳＰＮ＋が米国へ中継する予定。