22日（日本時間23日）メキシコ・ティファナのアウディトリオ・ムニシパルで元ＷＢＣバンタム級＆Ｓ・バンタム級王者ルイス・ネリ（メキシコ）が昨年の井上尚弥挑戦試合から復帰する。相手は亀田兄弟のいとこ、亀田京之介（ＴＭＫ＝ＷＢＡ＆ＷＢＯフェザー級15位）。今月10日、同じくティファナで行われたプレゼンで乱闘になった両者だが、昨日の記者会見、21日の計量とも騒動は起きなかった。

　Ｓ・バンタム級とフェザー級の中間124ポンド（56.25キロ）に設定された契約体重をリミットでクリアした京之介に対し、地元のネリは１回目で900グラムもオーバーしたといわれる。しかし再計量で京之介と同じ124ポンドに落とし事なきを得た。試合は10回戦で行われる。

　計量の前日、同地のホテルで開催された会見で京之介は「ネリの首をとって日本へ帰る」と豪語した。また「ネリを片づけてタコスを食べて早いとこ日本へ帰りたい」とコメントし笑いを誘った。それぞれの試合予想は「１ラウンドで倒す」（京之介）、「６ラウンドまでにＫＯする」（ネリ）。京之介の通訳はＳ・フライ級ランカー、健文トーレス（ＴＭＫ）が務めた。