元ＷＢＯミニマム級王者の谷口将隆をはじめワタナベジム勢が25日からマニラのエロルデジムでトレーニングキャンプを行っている。

　今回参加したのは谷口のほか、高山涼深（日本Ｓ・フライ級王者）、細川兼伸（日本Ｓ・バンタム級６位）、藤原茜（ＷＢＯ－ＡＰ女子フェザー級王者）、當山颯真（デビュー前）。選手たちは連日早朝にロードワーク、12時からスパーリング主体の練習、そして16時からシャドーボクシング６～12ラウンドを行っている。

　昨年12月、ＯＰＢＦ王者タノンサック・シムシー（タイ）に惜敗した谷口は日本タイトルから再出発し、引き続きライトフライ級で世界２階級制覇を目指す。ジムを通じて「次戦は未定ですが、久しぶりの海外スパー合宿なので、しっかりと課題を意識して強くなって帰ってきます」と意欲を述べている。

　高山は４月22日に１位山口仁也（三迫）を相手に日本王座４度目の防衛戦を控えている。「いいところを伸ばし、悪いところを修正したい」と語る。藤原は３月29日にドイツでＷＢＦ女子Ｓ・フェザー級王座挑戦が決まっている。キャンプは３月５日までの予定。