元ＩＢＦ世界Ｓ・バンタム級王者の小國以載（角海老宝石）が４月10日、フィリピン・マニラのエロルデ・スポーツセンターで再起戦を行うことになった。試合はジョン・ジョン・エストラーダ（比）と56.9キロ契約８回戦。

　小國は昨年10月のＴＢ（トレジャーボクシング）興行で世界ランカーのフィリップス・ンギーチュンバ（ナミビア）と対戦し、まさかの初回ＴＫＯ負け。進退が微妙となっていたが、伊藤雅雪ＴＢ代表（元ＷＢＯ世界Ｓ・フェザー級王者）から次戦のオファーが届き、これに応じることにしたもの。

　35歳のエストラーダは18勝14ＫＯ14敗１分。直近では昨年暮れに来日して佐川遼（三迫）に初回ＫＯ負けを喫した。

　小國の戦績は21勝８ＫＯ３敗３分。意外にも６年近くも白星から遠ざかっているが、ベテランは今回の再起戦に向けて仕上げにかかっている。「もう一度スポットライトを浴びるような大舞台につながるように、しっかり勝ちたいですね」と張り切っている。