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ヘイニーがライト級4団体統一王座防衛 ロマチェンコの追い上げ及ばず

2023年5月21日 17時18分

 ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで20日(日本時間21日)行われたライト級4団体統一王座タイトルマッチは、統一王者デビン・ヘイニー(米)が挑戦者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に3-0判定勝ち。WBC王座は7度目、4団体統一王座は2度目の防衛に成功した。

ヘイニー(右)は体格差がアドバンテージになった

 左ジャブと右ボディー打ちを繰り出すヘイニーに初回終了間際、サウスポーのロマチェンコは左をねじ込んで沸かせる。ヘイニーは要所に右を上下に決め、ロマチェンコが接近するとクリンチで攻勢を遮断。それでもロマチェンコは5回、左を返してスコアを拮抗させる。

 ロマチェンコは中盤、左を顔面に断続的にヒットするが、ジャブでリズムを構築するヘイニーはヒット数で上回り、ボディー打ちも効果的でポイントを蓄積する。ようやく10回、奮起したウクライナ人が連打で仕掛けて会場をヒートアップさせる。ロマチェンコは11回にも前進して攻め込み、逆転の望みをつなぐ。

 最終回にも挑戦者は前がかりに攻め立てたが、ヘイニーは右ボディーを返して終了。ロマチェンコの反撃は遅きに失した感があり、公式スコアは116-112に115-113が2者でヘイニーが統一ベルトを守った。

 ロマチェンコ(35)は「判定に関してコメントはできない。すべての人々が今日起こったことを見ただろう」と振り返った。17勝11KO3敗。「4ベルト時代」になって最年少の比類なきチャンピオン、ヘイニー(30勝15KO無敗=24)は今後、S・ライト級に転向する可能性もある。Photos by SUMIO YAMADA 

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