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前日本王者の細川バレン ワンパンチ45秒KOで再起

2019年11月22日 20時38分

 前日本S・ライト級王者で現日本同級4位の細川バレンタイン(角海老宝石)が22日、後楽園ホール「GENKOTSU Vol.6」のメインに登場。ライト級8回戦で日本同級10位の有岡康輔(三迫)に1回45秒TKO勝ちした。

細川は右クロス一発で試合を決めた

 4月に井上浩樹(大橋)にタイトルを奪われた細川がS・ライト級から1階級下げて再起した。初回、体格で勝る有岡がプレスをかけるが、細川の右フックが一閃、バッタリ倒れた有岡は立ち上がったもののストップとなった。

 38歳の細川は再起戦に勝利。戦績は25勝12KO7敗3分。細川は「1ラウンドで終わりましたけど、まぐれです。僕は運が良かったと思います。運が良くても練習したパンチなので自分の実力だと思いたいです」。今後はS・フェザー級までクラスを下げることを希望している。2連続KO負けとなった有岡は9勝利8KO4敗1分。

佐宗(右)はジャブと右ショートをよく決めた

◇L・フライ級8回戦
佐宗緋月(T&T)[3-0(77-75×3)]デシエルト長池(青木)
 両者は昨年10月に対戦して佐宗が2-1判定勝ち。日本ミニマム級7位の佐宗が初回から自在に動き、リズムよく上下にパンチを散らしていった。長池は前に出て3回に右をヒット。4回は佐宗が接近戦を挑み、左ボディで長池の動きを一瞬止めた。

有効打を重ねる佐宗は6回、ボディ打ちで長池を大きく後退させるが、長池はここは踏ん張って終盤は前へ。佐宗は疲れを見せながらも崩れず逃げ切った。佐宗は12勝4KO6敗1分。リベンジならずの長池は11勝2KO6敗2分。

熊添は3回に試合を終わらせた

◇S・フェザー級8回戦
熊添ユウキ(石川・立川)[TKO3回1分43秒]ウィラポン・キンサンティア(タイ)
 ジャブと右ストレート主体の熊添は2回、右を効かせたあと、左ジャブでウィラポンがダウン。ウィラポンはカウンターの右ストレートで対抗したが、熊添は3回にボディ攻撃で2度ダウンを追加してフィニッシュした。1年2ヵ月ぶりの試合だった熊添は14勝5KO6敗。

3度のダウンを挽回した加藤はガッツポーズ

◇68.2キロ8回戦
加藤寿(熊谷コサカ)[TKO5回2分50秒]大野俊人(石川・立川)
 アウトボクシングのサウスポー加藤を強打の大野が追いかける展開。左フックをうまく外されていた大野は2回、その左フックで加藤からダウンを奪う。その後は加藤がフットワークを使い、ジャブと左ストレートで完全にコントロールしたが、4回に大野の右が炸裂して加藤が再びダウンした。

 大野は5回にも左フックでダウンを追加し、加藤を仕留めにかかる。しかし、ここで加藤の左ストレートがカウンターで決まると、大野がキャンバスに転がり即ストップとなった。大逆転勝ちの加藤は9勝5KO9敗2分。2連続KO負けの大野は8勝8KO4敗。

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