22日、後楽園ホールの「ホープフルファイト43」メインで行われたバンタム級８回戦は日本11位の西岡伶英（川崎新田）が酒井大成（宇部ＢＳ）に５回１分７秒ＴＫＯ勝ちした。　

　ガードが堅く低い態勢の酒井に対し、シャープなジャブを散らしながら崩しにかかる西岡。２回には返しの左フックをクリーンヒット。身のこなしがすばやく、ボディー狙いの酒井を打たせずに打った。３回はショートレンジでのアッパーやフックをリターンで好打し、主導権をがっちりとつかんだ。

　酒井も勝負をかけて出る。しかし右まぶたのほか左頬から出血し、相手の西岡が冷静とあって状況は苦しくなるばかり。よく粘ったが、５回に右を連続で痛打され、飯田主審が試合を止めた。

　西岡はこれで６勝３ＫＯ無敗。「着々とランキングを上げていって、来年の今頃にはタイトルを狙える位置にいたい」と語った。酒井は６勝２ＫＯ７敗３分。

　またこの日はメインの前に元OPBF女子3階級王者三好喜美佳（川崎新田）の引退式が執り行われた。