寺田龍覇が初黒星から再起 ベテラン葉月さなも勝つ 福岡・香春町の興行
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2025年6月1日 14時15分
ラスベガスのミケロブウルトラ・アリーナで現地時間31日開催されたイベントのメインで行われたWBA・S・ミドル級暫定王座タイトルマッチは番狂わせ。オッズで大きく劣勢を予想された挑戦者アルマンド・レセンディス(メキシコ=WBA15位)が暫定王者で元IBF・S・ミドル級チャンピオンのカレブ・プラント(米)に2-1判定勝ち。
この一戦に勝ってダブルヘッダーで勝利を収めたジャモール・チャーロとの対決に駒を進めるというプラントの思惑が見事に外れた。初回開始ゴングが鳴ると「メヒコ、メヒコ」の声援が飛び、プラントにとってはアウェーの雰囲気。しかし左ジャブが冴えるプラントは肉迫を試みるレセンディスを中へ入れない。だが、レセンディスは3回、左、右とビッグパンチを叩き込んでプラントをたじろがせる。
4、5回とアウトボクシングでペースを奪回しかけたプラントだったが勝敗の分かれ目は6回に訪れる。このラウンド、ヘッドバットを注意されたレセンディスだが右をねじ込んで一気にチャージ。スタンドを熱狂させる。7回以降、プラントは懸命にパンチを返すものの、メキシカンの勢いは止まらない。ニックネームの“トロ”(猛牛)のように断続的にアタックを仕掛けてラウンドを連取。レセンディスはクリンチの場面で反則スレスレの頭突きでハービー・ドック主審から再三注意を受けるが減点は科されない。
これまで喫した敗北であるカネロ・アルバレス、デビッド・ベナビデス戦のように相手に攻勢を許すと弱点を露呈するプラントは、反撃の突破口を見いだせないまま終了ゴングを聞いた。スコアカードは一人が115-113でプラントだったが、他の2人は116‐112でレセンディス。オッズで25-1ともいわれた下馬評を覆してベルトを獲得した。
レセンディスは16勝11KO2敗。プラントは23勝14KO3敗。
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