May
03
Friday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

20°C Clear
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > WBOミニマム級戦 谷口将隆が11回TKO初防衛成功 粘る石澤開を振り切る

WBOミニマム級戦 谷口将隆が11回TKO初防衛成功 粘る石澤開を振り切る

2022年4月22日 21時24分

 WBOミニマム級タイトルマッチが22日、後楽園ホール「PXBフェニックスバトル87」のメインイベントで行われ、チャンピオンの谷口将隆(ワタナベ)が前日計量に失格した挑戦者2位の石澤開(M.T)に11回2分29秒TKO勝ち。初防衛に成功した。

谷口は終始冷静に試合を運んだ

 石澤は前日計量で最終的に49.9キロ。2.3キロ超過で失格となった。石澤は22日17時30分に再計量を行い、リミットのプラス3キロの50.6キロ以内なら試合が行われる約束だった。「飲み物だけしか口にしなかった」という石澤が50.6をクリアし、世界タイトルマッチが行われることになった。

 両者は19年9月、日本タイトル挑戦者決定戦で手を合わせて谷口が判定勝ち。舞台を世界タイトルマッチに変えてのリマッチ。様子見の初回をへて2回、石澤がプレスを強めていくが、サウスポーの谷口がサイドに動いていなしながら、左ボディ打ち。3回は石澤が右を決めてコンビネーションを決め、パンチの交換が激しくなってきた。

 石澤は減量失敗の影響をあまり感じさせなかったが、谷口が中盤から徐々にペースを握った。決定打はないものの、石澤のアタックを封じて断続的に左ボディ、単発ながら左フックを決めて試合を組み立てていった。石澤は攻撃の糸口が見つけられない状態だ。

 谷口は8回、石澤をロープに追い込んで突き放しにかかった。9回も右アッパーを決めて石澤が後退。劣勢の石澤は10回に前に出で連打を打ち込んで意地を見せる。それでも左ストレートを決める谷口が優勢。石澤は最後まで闘志を見せたが、11回、谷口が左フックを決めたところで、ストップのタイミングを図っていた染谷レフェリーが試合を止めた。谷口は16勝11KO3敗。石澤は10勝9KO2敗。

谷口の話「石澤選手はこれから罰を受けてすごく反省すると思う。これからの彼を見てあげてほしいと思う。石澤選手がすごく進歩していると思って、それを想像していたら想像通りだった。序盤はやりづらかった。初防衛戦を強い日本チャンピオンを相手にTKOで勝つことができた。これからいろいろな選択肢があると思う」

Related article
関連記事