岩川美花、敵地でアトム級暫定王座獲得ならず 地元のサモラノが大差の勝利
2025年6月15日 19時15分
2025年6月15日 19時04分
15日、エディオンアリーナ大阪第二競技場で開催された『フェニックスバトル137』。メインイベントで行われたOPBF東洋太平洋S・バンタム級タイトルマッチ12回戦は、チャンピオンの中嶋一輝(大橋)が挑戦者15位の大嶋剣心(一力)を3回2分57秒TKOで破り、3度目の防衛に成功した。
体を先に入れてから振る左右フック。大嶋の攻撃を「いつ打ってくるかわかりづらくてやりづらかった」と評した中嶋。この変則タイミングで大嶋は仕掛け続け、中嶋にロープを背負わせる。
だが、大嶋が力を込めて放つ右フックを中嶋は冷静に左腕でブロックすると2回、左ストレートで大嶋を吹き飛ばすダウンを奪った。
鼻血を流しながら立ち上がった大嶋は逆転の一撃を狙うものの、中嶋は3回に入るとステップでリズムを刻み、左ストレートと右フックをいずれもショートで狙い打つ。
左目下を腫れあがらせた大嶋は、鼻からの出血も増える。大嶋の動きをすっかり見定めた中嶋は、小さなフェイントをかけて左ストレートを強打。グラついた大嶋をレフェリーが抱え込んだ。
WBC6位、WBA10位にランクされる中嶋(32歳)は、「尚弥にこの階級で満足するまでやってもらい、階級を上げたら僕が狙いたい」と、同門・同年の井上尚弥の後釜を狙う宣言。17勝14KO2敗1分。敗れた大嶋(29歳)は9勝5KO4敗1分。
■湊が代役大橋をKO
セミファイナルで行われた52.0kg契約8回戦は、元全日本フライ級新人王の湊義生(JM・加古川)が、日本&WBOアジアパシフィックL・フライ級7位の大橋波月(湘南龍拳)に3回1分54秒KO勝利。久しぶりのランク復帰を濃厚とした。
じわじわと接近し、左右フックを振る大橋。それをダッキングでかわす湊が左フックをヒット。2回にも湊が右の相打ちでカウンター気味のヒットを奪う。
3回、接近して左右ボディー攻めした大橋だが、湊はジャブ&ステップからの右フックをクリーンヒット。倒れ込んだ大橋は立ち上がったもののレフェリーがテンカウントを数え上げた。湊(26歳)は12勝7KO8敗1分。急遽の代役を受けての遠征だった大橋(26歳)は9勝6KO5敗1分。
■坂井がユース獲得
日本ユース・バンタム級王座決定8回戦は、“ホープ”坂井優太(20歳=大橋)が宮下椋至(JM・加古川)を2回1分43秒TKO。デビューから4連勝(4KO)を飾った。
サウスポー同士の一戦は、坂井が速いジャブ、打ち下ろしの左、宮下の入り際に合わせる右フックで先制。2回、ビシビシとジャブを当てた坂井が、強烈な左クロスを立て続けにヒット。足元を揺らした宮下をレフェリーが抱えた。宮下(23歳)は6勝3KO3敗。
■田中、ダナイをKO
51.5kg契約8回戦は日本フライ級15位の田中将吾(大橋)がWBOアジアパシフィック同級13位ダナイ・ニャブプキアウ(タイ)を3回2分46秒KOで下した。
開始早々、田中が右を決めて尻もちをつかせるが、立ち上がったサウスポーのダナイは迫力ある左ストレートを狙う。田中はステップバックとパリングでそれに対応し、右ストレートと左フックでボディーを打ち、右フックでダナイのガードのイン&アウトに散らす。
ダナイは田中を呼び込みながら左ストレートを見せての右アッパーで迎え打つが、田中は左ジャブでリズムを刻み、3回に右を見せての左ボディーフック。ヒザを着いたダナイは立ち上がったもののカウントアウトされた。田中(23歳)は4勝3KO。21年に世界挑戦経験もあるダナイ(31歳)は25勝14KO6敗1分。
◇52.5kg契約6回戦
エスピノサ力(大鵬)[TKO3回2分31秒]石橋克之(姫路木下)
◇西日本新人王予選L・フライ級4回戦
宮下聡帥(JM・加古川)[KO2回2分1秒]西野颯志(六島)
◇西日本新人王予選フライ級4回戦
齋藤きりと(ミツキ)[判定3—0(38—37、39—36、39—36)]見尾涼馬(倉敷守安)
2025年6月15日 19時20分
2025年6月15日 19時15分
2025年6月15日 15時06分
2025年6月15日 14時53分
2025年6月15日 14時44分
2025年6月15日 14時18分