2018年4月3日火曜日

ゴロフキンが代役探しに奔走? 5.5カネロ戦に暗雲

  薬物検査で違反物質クレンブテロールが見つかり、米ネバダ州アスレチック・コミッションからライセンスを一時停止処分を受けたメキシコのスター、サウル“カネロ”アルバレス。5月5日ラスベガスで予定されるゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との再戦に暗雲が立ち込めている。

 結論はまだ出ていないものの、関係者のコメントやメディアの報道を見ると、試合は中止、カネロは2月にさかのぼって6ヵ月の停止処分を受けたあと、8月22日に処分が解ける─というのが大方の見方のようだ。中には9月のメキシコの独立記念日に合わせて因縁の再戦が行われると予想するメディアもある。いずれにせよ、結論は今月18日行われる公聴会を受けて出る見通しだ。

 こうした状況にありながら、ゴロフキンと陣営はカネロに同コミッションから処分が通達されても、5月5日に試合を行うと強くアピールしている。そこで自薦、他薦を問わず、カネロの代役探しが忙しくなっている。

 真っ先に手を挙げたのがS・ウェルター級王者からミドル級に進出したデメトゥリアス・アンドラーデ(米)。ただしアンドラーデは世界的な知名度で劣るため、ビッグイベントになりにくい。

 フリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)も名乗りをあげた。ミドル級時代にゴロフキン挑戦が内定しながら翻意したチャベスは今回168ポンド(S・ミドル級)の試合をリクエスト。ただし実現は難しそうだ。

 またWBO世界S・ミドル級王者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)も対戦を希望。契約ウエートにはまだ触れていない。ほかにWBAミドル級9位にランクされるゲーリー・オサリバン(アイルランド)の名前も挙がっているが、いずれにしても役不足の印象は否めない。