現役引退の重岡優大「ここからが本当の勝負」 弟・銀次朗のサポートに専念

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WBC優大、IBF銀次朗――ミニマム級2王座を占める重岡兄弟

 前WBC世界ミニマム級チャンピオンの重岡優大が13日に自身のインスタグラムで現役引退を表明した。今後は弟・銀次朗の回復をサポートすることに専念する意向。

兄弟世界王者に輝いた重岡優大㊧と銀次朗

 重岡はアマチュアの全日本王者からプロ転向し、2023年4月にウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)をKOで破り、WBCミニマム級暫定王座を獲得。次戦でパンヤ・プラダブスリ(タイ)に判定勝ちで同級正規王者となった。同タイトルはメルビン・ジェルサレム(比)に奪われ、今年3月に奪還を期して再戦に臨むも判定負け。これがラストファイトとなる。プロ戦績は9勝5KO2敗。

 5月のIBF戦後に急性右硬膜下血腫のため開頭手術を受けた銀次朗は命の危機は脱したものの、現在も意識が回復していない。先日、郷里熊本の病院に転院し、優大は「1日3時間・3種類のリハビリに挑戦中です。『諦めるなよ、頑張れよ』と毎日声をかけ、あいつの心の炎を消さないよう支えています」と銀次朗の現状を報告している。これまでも優大は病院と東京を頻繁に行き来して銀次朗を支えていた。

 そして「これから『ここに行けば銀次朗に会える!』そんな場所を作ります。それが俺の新しい夢です。着々と計画は進んでいます。そのためにも俺は引退を決意しました。後悔はありません。ここからが本当の勝負だろ」と新たな意欲をつづっている。

 優大の投稿を受けて所属のワタナベジムは14日に「今回の引退は、銀次朗選手の療養を支えながら、自らの新たな夢へと歩みを進めるための、優大選手自身の強い決断」とし、「これまで培ってきた努力、忍耐、仲間との絆を胸に、これからは“人生というリング”で弟を支え、重岡兄弟としての新たな挑戦を続けてまいります」と報告した。

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