石井渡士也、見事な王者の証明 津川龍也を5回TKO

試合情報(日本語)

 21日、東京・後楽園ホールで開催された『フェニックスバトル141』のメインイベント、日本S・バンタム級タイトルマッチ10回戦は、チャンピオンの石井渡士也(RE:BOOT)が1位・津川龍也(ミツキ)に5回2分48秒TKO勝ち。王座の初防衛に成功した。

1位津川を撃退した王者石井㊨

 王者・石井が見事な試合運びを見せた。初回、左ジャブで先制したのは津川。シャープなワンツーを決めて石井を棒立ちに。石井には少なからずダメージがあったように見えた。だが2回、石井は左ジャブで立て直すと、間合いを詰めて得意の左ショートフックを見舞う。津川は石井の接近際に左ボディーアッパーをヒットさせたが、石井の動きは止まらない。

 ともに左ジャブが機能すると、鋭い後続打をヒットさせるスリリングな様相。津川のジャブを封じる石井の右ストレート、下から上へとダブルで放つ左フックがインパクトを強めるが、間合いを取りながらシャープな右ストレート、左フックのカウンターを狙う津川も負けてはいない。

 しかし、ラウンドが進むごとに石井が空間を制圧し、津川に圧力をかけていく。石井の迫力を押しとどめようとする津川のブローは、力みから徐々にミートポイントがズレていく。

 4回、石井が左フックを下から上へとヒットすると津川は瞬間バランスを乱し、ダメージを感じさせる。ここでロープを背負わせた石井が強烈な連打。津川の両目周りは腫れ、鼻血も流し始めた。

 いよいよ追い詰められた津川は5回、シャープな連打で形勢逆転を図ったが、冷静な石井はしっかりとガードで防ぎ、コンパクトで強い連打をヒット。体を泳がせた津川をレフェリーが救った。

 「1ラウンド目はみなさんヒヤッとしたかもしれませんが、自分は冷静だった。コツコツとダメージを与えていくタイプで、2ラウンド目に行くのは早いかと思ったけれど、手応えを感じていた」と石井。「この後も防衛戦が続くと思うけれど、来る相手をやっつけていくだけ」としっかりと着実に階段を上っていく宣言をした。

 石井(24歳)は10勝7KO1敗2分。2度目の日本王座挑戦も実らなかった津川(25歳)は14勝9KO3敗。

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