トレジャーボクシング・プロモーション(伊藤雅雪代表)が25日、会見を開き、9月10月の興行について発表した。9月17日、10月1日と2週間のスパンで行う(会場はいずれも後楽園ホール)。

9月の第9回大会は、メインイベントが前OPBFバンタム級王者・栗原慶太(一力)と前日本ユース同級王者・金城隼平(RE:BOOT)の8回戦。前戦でケネス・ラバー(比)に敗れ、OPBF王座を失った栗原が再起戦で無敗ホ―プの金城を迎える。
ラバーに衝撃的な初回TKO負けを喫した栗原(19勝16KO9敗1分)だが、依然として意欲は衰えていない。「国内の強い選手に勝って(再び)上を目指す」と律儀に語り、「今回の内容で『栗原、まだいけるな』と思ってもらえるように」と、金城撃退を期す。一方、デビュー5連勝中(2KO)の金城も「大きなステップになる試合」と元王者への挑戦を重要視している。栗原の錆びない強打か、新進サウスポー金城の技巧か、対照の妙が味わえるマッチアップだ。
セミではミドル級の「カーニバル最強挑戦者決定戦」として、竹迫司登(ワールドスポーツ)と細川チャーリー忍(金子)が元チャンピオン対決に臨む。こちらも再起戦(昨年12月に国本陸に敗北)となる竹迫は、一度は引退も頭をよぎったというが、「挑戦の気持ちで初心に帰り、その先に国本君へのリベンジがあるという、熱い気持ちで復帰を決めました」。過去にOPBF戦で判定勝ちしている細川に対し、前回以上の内容と結果を示して健在をアピールするつもり。
ほか、漣バル(ワールドスポーツ)-プラーンウィライ(タイ)のOPBF女子フライ級王座決定戦、日本ランカー緑川創(EBISU K’s BOX)-バッドヨッド(タイ)のS・ウェルター級8回戦。齋藤哲平(M.T)-薮崎賢人(セレス)、中村駿(ワタナベ)-メルチョール・ロダ(比)の8回戦が行われる。

■小國が世界ランカー戦で再起を図る
10月の第10回大会は、元IBF世界S・バンタム級王者の小國以載(角海老宝石)が登場。WBC13位のチャイノイ・ウォラウット(タイ)と8回戦を行う。
今年5月、村田昴(帝拳)に敗れたベテランはこれが再起戦であると同時に「ラストチャンス」(小國)と覚悟のリング。伊藤雅雪代表も「村田選手に敗れて正直、引退するものと思っていた」というが、世界ランカーとの一戦が決まり、すべてをかける。
チャイノイ(26勝16KO1敗1分)の唯一の黒星はサム・グッドマン(豪)に喫したもの。「左フックが強い。そしてそれを外してもブレないから体幹も強いはず」と小國(22勝9KO4敗3分)は警戒し、「もらわずに勝ちたい」。必勝態勢で挑む。
セミではS・バンタム級の「カーニバル最強挑戦者決定戦」。池側純(角海老宝石)と細川兼伸(ワタナベ)のカードだ。池側は「(細川は)好戦的でいい選手ですが、勝って来年の日本タイトルマッチに挑みたい」と王者・石井渡士也(RE:BOOT)を見据える。対する細川は「いかに自分の戦いに持ち込めるか。今回、めちゃくちゃ盛り上げたい」と意欲満々。
10回大会では元2階級王者の京口紘人さんの引退式も行われることが明らかにされた。そのほかのカードは追って発表される。


