29日、東京・後楽園ホールで行われた『FIGHTING Bee 37』のメインイベント、日本スーパーミドル級タイトルマッチ10回戦は、チャンピオン帝尊康輝(一力)が、挑戦者のベク・ギヨル(韓国)を判定で下して初防衛に成功。セミで行われた女子日本アトム級タイトルマッチ6回戦も、王者モンブランみき(一力)が同級2位にランクされる宗利佳歩(RST)に判定勝ちし、初防衛を果たした。

◆日本スーパーミドル級タイトルマッチ
帝尊康輝(一力)[判定(3−0)96‐94×3]ベク・ギヨル(韓国)
今年3月の前戦では、目を腫らしての劣勢を最後は左連打で跳ね返して逆転KO勝利をあげたサウスポーの帝尊。右で探りながら強烈な左を上下に放ち、そこにベクが右ボディー、左フックを合わせていく立ち上がり。
中盤、ベクが潜り込み距離を潰してくると帝尊は左アッパーで対抗。それでもベクは怯まず、右から左フックを振ってくる。5回を終えた途中採点はスプリットで帝尊がリードしていた。
ベクの前進連打と、帝尊が上下に放つ左アッパー――試合は我慢比べの展開が続いた。帝尊のローブローでベクに休憩が与えられた一方で、ベクにもヘッドバッティングの注意が入る。8回には帝尊の左でベクの動きが止まり、前に出ながらもたれ掛かるシーンも。しかしベクは1分間のインターバルで復活する。
最終回、「レッツゴー」と発して最後の気合を入れるベクに、帝尊はラスト10秒、意地の左3連発で試合を締めた。初防衛に成功し、「お金が転がってる階級。勝負したい」と訴えた帝尊の戦績は19勝16KO6敗3分。雪辱ならなかったベクは7勝4KO3敗2分。

◆女子日本アトム級タイトルマッチ
モンブランみき(一力)[判定(2−0)57‐57,58‐56×2]宗利佳歩(RST)
開始から前に出る気の宗利に、モンブランは右を合わせて押し返す。しかし威力に欠けて止め切れず、頭を下げて宗利に上から抑え込まれるシーンも多い。それでも正確なヒットではモンブランが上回り、ポイントを積み上げていく。
宗利も諦めず、最終回はお互い正面から打ち合って終了のゴングを聞いた。初防衛に成功し、戦績をイーブンにしたモンブランは8勝2KO8敗1分。敗れた宗利は4勝2KO3敗。試合後のリングには東洋太平洋王者の狩野ほのか(TEAM10COUNT)が上がり、お互いのタイトルを賭けた第3戦(狩野の2勝)を約束した。

◆ミニマム級8回戦
杉浦義(協栄)[TKO5R3分00秒]諸岡直樹(セレス)
最軽量級のランカー対決は、お互いにしっかりとした構えから手数の止まらぬキビキビとした打ち合いが展開された。杉浦は右クロスから左ボディー。諸岡はフック、アッパーのコンビをアクセントに使う。中盤、腰を落として近づきボディーに的を絞った諸岡だが、杉浦は細かな手数で押し返す。そして5回終了間際、杉浦が諸岡をロープへと追いパンチをまとめると、ゴングと同時にレフェリーが割って入った。
昨年の全日本新人王で現在8位の杉浦の戦績は9勝3KO1敗。10位の諸岡は8勝3KO11敗。
◆77.2kg契約8回戦
草村龍弥(一力)[TKO3R1分7秒]イ・ウンチャン(韓国)
◆女子ミニマム級6回戦
樋口藍(一力)[判定(3−0)58‐56×3]アダムス・ハナコ(ハッピーボックス)
◆女子バンタム級6回戦
古川のどか(北島)[判定(3−0)58‐56,60‐54×2]和田千夜美(一力)
◆62.0kg契約4回戦
中野卓(スターロード)[TKO3R2分52秒]篠田優雅(EBISU K’sBOX)
観衆 798人


