1日、東京・後楽園ホールで行われた『TREASURE BOXING 10』のメインイベント、スーパーバンタム級の8回戦は、元IBF王者の小國以載(角海老宝石)がWBC同級13位にランクされるタッタナー・ルワンポン(タイ)を相手にダブル・ノックダウンも乗り越えて判定勝ちし、5月の村田昴(帝拳)戦から再起した。
セミで行われた日本スーパーバンタム級最強挑戦者決定戦は、1位の池側純(角海老宝石)が、3回負傷引分ながら細川兼伸(ワタナベ)を優勢点で上回り、来年行われるチャンピオンカーニバルの出場権を獲得。またメインの前には、元二階級世界王者の京口紘人(ワタナベ)の引退式が行われ、同門の元WBOミニマム級王者、谷口将隆との2分2ラウンドのスパーリングを披露し、テンゴングで送られた。

◆スーパーバンタム級8回戦
小國以載(角海老宝石)[判定(3−0)78‐74×3]タッタナー・ルワンポン(タイ)
左を突いてゆっくり回る小國に、タッタナーが左右のフックを合わせていく。波乱は2回。コーナーを背負った小國とタッタナーの左フックが交錯しダブルノックダウンが発生した。しかしダメージは小國のほうが大きい。
再開後も攻撃の手を緩めないタッタナーに対し、小國も退かずに迎え撃つ。そしてタッタナーの圧力を受けながらも、小國の右ストレート、さらに左ボディーが正確にとらえだした。中盤にはタッタナーの口が開き、嫌がっているようだ。
ラウンドの前半は力を振り絞って前に出るタッタナーだが、回の後半は小國が押し返す――というパターンで試合は進んだ。そして迎えた最終ラウンド。「小國」大コールを受け、最後まで先に手を出し右ボディーストレートを当てた小國が最後のポイントを奪った。
「ンギーチュンバとやりたい」。勝利のリング上で昨年10月に1Rで敗れた相手の名前を出した小國は、まだまだやる気。戦績は23勝9KO4敗3分。サム・グッドマン戦以来の敗北のタッタナーは26勝16KO2敗1分。

◆日本スーパーバンタム級最強挑戦者決定戦
池側純(角海老宝石)[負傷引分3R32秒]細川兼伸(ワタナベ)
右を突いて動くサウスポーの池側を細川が追う。走るように追いかける細川を、池側はステップでかわしてアッパーを交えた左右をつないでさばく。
愚直に追う細川だが2回、偶然のバッティングで右目上をカットして出血。続く3回、勝負をかけて開始と同時に左右を振って出た細川だが、早々にドクターチェックが入り、そのままストップとなった。
規定の4ラウンドに達せず、記録はドローながら挑戦者決定戦の特別ルールにより、優勢点を与えられた池側が来年のチャンピオンカーニバル出場の権利を得た。池側の戦績は8勝2KO1敗3分。細川は9勝6KO1敗2分。
◆ミドル級6回戦
黒部竜聖(ワールドS)[判定(3−0)60‐54×3]パトムポン・セーンアルン(タイ)
◆女子125P契約8回戦
藤原茜(ワタナベ)[判定(3−0)78‐74,79‐73×2]リ エンウ(中国)
観衆 1234人


