井上拓真、那須川天心に3-0判定勝ち 注目のWBCバンタム級王座決定戦

試合情報(日本語)

 24日、トヨタアリーナ東京で開催された『PRIME VIDEO BOXING14』のメインでゴングが鳴った注目のWBCバンタム級王座決定戦は、2位・井上拓真(大橋)が1位・那須川天心(帝拳)に3-0判定勝ち。昨年10月、WBA同級王座を失った一戦からの復帰戦で再びチャンピオンベルトを腰に巻いた。

那須川の右に左を被せ打つ井上㊧ photo/Sumio Yamada

 初回、井上の右ストレートも決まったが、終了間際にサウスポー那須川の左オーバーハンドで井上がのけ反る。先制したかたちの那須川は2回にも右ロングフック、左強打をヒット。上々のスタートを切ったかに思えた。しかし3回、那須川の攻勢を封じた井上は4回、右を返して反撃の狼煙を上げる。4回終了時のオープンスコアリングは3ジャッジとも38-38のイーブンだった。

 5回、那須川の右ジャブを食らうものの、右を命中させた井上は加速。6回にはもぐり込んで右フックを当てるなど気迫を前面に押し立ててペースを引き寄せる。序盤のようなヒットが奪えない那須川はそれでも8回、左を上下に打ち込んで後半に望みを託す。8回までのスコアは76-76、77-75、78-74の2-0で、中盤を押さえた井上がリード。

 9回、両者は勢い余ってリングにダイビング。那須川は手数が増えた印象だったが、井上のスウェーバックなどでかわされる。10回、井上は右ボディー打ちで攻勢を持続。互いに相手に連打を許さず緊張した攻防のまま終盤に突入。11回、右アッパーカットを浴びせた井上に那須川は焦りからか、繰り出すパンチが大振りになりがち。最終回も井上のエネルギッシュな動きは衰えず、終了ゴングが鳴ると井上はコーナーに駆け上がり勝利をアピールした。

 公式スコアは116-112が2者に117-111と明白な数字で井上の手が上がった。

見事な勝利をおさめた井上㊧ photo/Sumio Yamada

 リング上で井上は「率直な気持ち、相手が天心選手だったので、ここまで自分を追い込めた。天心選手の(ボクシングの)キャリアが浅いからといってなめずにここまでやって来れたのが勝因。チャンピオンに返り咲いたことよりも天心選手に勝ったことがうれしい」と気持ちを明かした。

 井上(29)は21勝5KO2敗。初黒星の那須川(27)は7勝2KO1敗。

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