17日、東京・両国国技館の「U-NEXT BOXING4」でトリプル世界戦のトップバッターとして行われたWBOフライ級戦は、王者アンソニー・オラスクアガ(米)が挑戦者桑原拓(大橋)に4回2分37秒TKO勝ち。4度目のタイトル防衛に成功した。
リングに上がったオラスクアガのマウスピースの準備が整わず、試合開始まで間延びした時間が流れたが、いざスタートすると火花の散るような激しい攻防が繰り広げられた。「リングで向かい合って、その時その時のひらめきで……」と語っていた桑原はオラスクアガとのパンチの交換をいとわず、ポジションを変えながらこれに応酬した。
これはチャンピオンにとっても好都合。オラスクアガは左右の強打を惜しみなく振る一方で、桑原の激しい抵抗にあうと左ジャブを上下に差し込んでアレンジを加えるなど、プレッシャーをかけつつ主導権を手繰り寄せていく。
桑原はブロッキングで防ぎながら打ち返し、アッパーなども好打したが、迎えた4回、守勢に回り、左を乱打されたところでレフェリーにストップされた。オラスクアガの左フックが目に入ったのか、試合後桑原の右目は急激にはれ上がっていた。
「真っ向勝負をしてきた桑原をリスペクトしている」。余裕のコメントを残したオラスクアガは11勝8KO1敗。世界再挑戦に失敗した桑原は14勝9KO3敗。
