セラノが体重超過のテレスに判定勝ち テイラー戦から再起

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 現地時間3日、プエルトリコ・サンファンのロベルト・クレメンテ・コロシアムにてMVP(モスト・バリュアブル・プロモーションズ)がイベントを開催。メインイベントはWBA&WBO女子世界フェザー級チャンピオン、アマンダ・セラノ(プエルトリコ/125.6ポンド)がレイナ・テレス(米国/126.6ポンド)と防衛戦を行い10回判定勝利で王座を守った。スコアは98-92、97-93が2者の3-0。

 1回目の計量で126.8ポンドを計測したテレスは約2時間後の再計量でも200グラムしか落ちず失格、セラノが勝った場合のみ王座防衛という変則ルールで行われた今年最初の女子世界戦。「私たちは彼女に何の補償も求めないし髪を切ることも求めない。何も言うことはありません、彼女は若いのです」と寛大なコメントを残したセラノは、女子統一世界スーパーライト級王者ケイティ・テイラー(英国)戦2連敗からの復帰戦だった。

 約2週間前にアンソニー・ジョシュア(英国)と対戦し6回KO負けし、顎の骨折が報じられたジェイク・ポール(米国)とともにリングインした王者は昨春、同氏が主宰する「MVP」と生涯契約を発表していた。

 ビッグマネーファイトから本来の階級に戻ったセラノは開始からシャープなジャブでテレスにプレスをかけていく。小柄なテレスはガードを固めながら左右フックで対抗、4ラウンドには右フックを返し、セラノの右目下が腫れあがっていく。終盤に入っても王者はジャブを軸に前進を止めずに攻勢をかけ続けるが、テレスも退がりながらコンパクトなパンチを見せ、8ラウンド終盤に連打でセラノを後退させた。

 最終回、歓声を背に前に出るセラノはボディーブローからテンポアップし、倒しに行くが、テレスも懸命にフットワークを駆使してゴングを聞いている。セミ同様に1ラウンド3分というルール下で防衛を果たした37歳のセラノは48勝31KO4敗1分。計量失格はいただけないものの健闘した22歳のテレスは13勝5KO1敗1分。

■伝説王者ホルムはハンに敗れる

 セミファイナルのWBA女子世界ライト級タイトルマッチはチャンピオンのステファニー・ハン(米国/134.8ポンド)が元女子世界ウェルター級王者のホリー・ホルム(米国/134.8ポンド)と対戦。結果は7ラウンド1分44秒負傷判定によりハンが勝利し、王座を防衛した(69-65、69-64、68-65の3-0)。

 1ラウンド3分の女子世界戦。ベテラン・サウスポーのホルムに対し細かいパンチで対抗する王者は3ラウンド、挑戦者の左を外したところへ右ストレートをヒットしてホルムの顔を跳ね上げる。流れはやや王者で迎えた7ラウンド中盤、偶然のバッティングによりハンの左おでこ、髪の生え際から出血しドクターチェック。この傷が続行不可と裁定され、ストップとなったもの。35歳のハンは12戦全勝3KO、44歳のホルムは34勝9KO3敗3分。

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