野上昂生がTKO再起、大橋蓮の強打さく裂

23日夜、後楽園ホールで行われた「第149回フェニックス・バトル」のメインは68.8キロ契約8回戦。日本ウェルター級14位の野上昂生(大橋)が上村健太(緑)に6回1分2秒TKO勝ちし、昨年8月にセムジュ・デビッド(中日)の王座に挑んで以来の再起戦を白星で飾った。

サウスポー同士の対決。右ジャブを使ってプレスする上村に対し、野上は無理に行かず、ダブルジャブ、上下への左ストレートなどでまずはじっくりと試合を進めた。中盤に差し掛かると上村の細かいコンビネーションに対し、野上も上下への左強打を増やす。

試合の前半はこの日まで8回戦未勝利の上村の健闘が目立った。よく食らいついていたが、野上が6回に攻勢に出ると、右フックの同時打ちでダウン。これは自然に出たようなきれいな野上の一撃だった。上村は立ち上がったものの、野上冷静に左フックを打ち込んで2度目。寺山主審がここで試合を止めた。

野上は5勝3KO1敗。上村は6勝3KO5敗2分。

◇フェザー級8回戦
大橋蓮(大橋)[TKO4回1分26秒]サイリビエス トウハタセン(中国)
強打のサウスポー大橋は余裕を漂わせてのスタート。しかし左サイドからの攻めを徹底するサイリビエスの右を時折浴び、また2回のバッティングの影響もあってか、決して盤石の試合運びではなかった。しかし迎えた4回に相手の逆ワンツーに合わせた左カウンターは見事。サイリビエスたまらず倒れ、岡庭主審が即座に試合をストップした。大橋はデビュー5連続KO勝ち。サイリビエスは6勝3KO2敗。

◇バンタム級8回戦
田中湧也(大橋)[負傷判定5回1分56秒(49-46、49-46、50-45)]裵聖和(DANGAN)
サウスポー田中はわずかな前後への動きで裵の攻撃をずらしつつ右ジャブを差し込んで先制。2回、裵もフェイントをかけて深く入っていくが、ここで偶然のバッティングが起こり、田中は左目上から出血。試合は次第に白熱し始めたが、5回途中のドクターチェックで続行不可能と判断されてストップとなった。田中は7勝4KO1敗。裵は2勝2敗1分となった。

◇バンタム級8回戦
岡聖(大橋)[判定3-0(79-73、79-73、78-74)]RV・デニエガ(比)
サウスポーのデニエガは距離の長い選手だが、岡はデニエガが伸び打つ左を外しざま、右アッパーや左ボディーフックでうまくとらえた。岡は徐々にプレッシャーを強め、強打も狙ったものの、デニエガも守りを固めて打ち返し、それ以上のヤマ場をつくることはできなかった。アマチュア出身の岡はデビュー3連勝(2KO)。デニエガは12勝8KO3敗。

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