15日のWBAバンタム級挑戦者決定戦で増田陸(帝拳)と対戦する元5階級世界王者ノニト・ドネア(フィリピン・43歳)が9日、横浜光ジムで公開練習を行った。

絶好調の様子のドネア
練習はシャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちを各1ラウンドずつ公開しただけだったが、うなり声を上げて振るパンチは迫力満点。井上尚弥や堤聖也ら対戦した日本選手たちを苦しめた強打を何度も試し撃ちしていた。また気分が乗って、サムライの抜刀シーンを何度も披露して悦に入っていた。
妻でマネジャーのレイチェルさんによれば、昨年12月17日の堤戦の後帰国してラスベガスの自宅に戻るとすぐに練習を再開したと言い、コンディションは「前回の試合(堤戦)よりいい」とのこと。ドネアも「自分のからだが自分の言うことを聞いてくれる」という表現で絶好調をアピールしていた。
前日には焼肉を食べたことも明かした。試合直前のボクサーの食事メニューにしては珍しいが、ステーキなど好きな肉類をよく食べているとか。「自分にはハンター(狩猟者)のDNAがある」からだとドネアは語っていた。
対戦相手の増田について聞かれると、「増田選手をリスペクトしていないわけではないが、いまは自分のやるべきことに集中しているので、あまり相手のことを考えてはいない」と答えた。
試合に関しては、「最終的に手が上がるのは自分だとイメージできている。最高の自分を見せる自信がある」とドネア。フローレンス・トレーナーが補足して「昔のノニトに戻りつつある。チャンピオンは謙虚だからあまり言わないが、増田に圧勝するよ。KOでもなんでも、圧倒して勝つ」と予言した。
以前は自らの名声や周囲の期待を意識しすぎていたが、今はそういうものを超越して「一瞬一瞬を楽しんでいる」とドネアは言う。「何よりハッピーなのがいい」とトレーナー。「いまの自分自身に自信がある。これまでにない素晴らしいパフォーマンスをみせる」とドネアは約束していた。


