10月13日（日本時間14日）にＷＢＯ＆ＩＢＦスーパーバンタム級王者のノニト・ドネア（比国）と対戦するＷＢＣ同級名誉王者の西岡利晃（帝拳）が３日、国内での練習を打ち上げた。西岡は４日、決戦の地となる米国カリフォルニア州に旅立つ。

　若手のホープ、佐々木洵樹と３ラウンドのスパーリングを行うなどして汗を流した西岡は「試合が決まってからはあっという間だったけど、やるべきことはすべてできた。互いにベストを尽くして最高の試合をしたい」とリラックスした表情で豊富を語った。

　陣営は来るべき決戦に向けて、徹底的にドネアを研究した。参謀役の葛西裕一トレーナーは「作戦は口に出来ないが、最も参考にしたのはダルチニアン戦。ドネアがいいところも分かるし、いろいろとスキも見えた」と勝利に自信を見せていた。

「ドネアを倒して、ベルト４本持って返ってくるわ！」。帰り際ジムメイトに拍手で見送られた西岡は、元気に勝利を宣言してジムを後にした。