ＩＢＦ世界ライト・ヘビー級チャンピオン、タボリス・クラウド（米）－挑戦者前ＷＢＣ同級王者ジャン・パスカル（ハイチ＝カナダ）戦のプレゼンテーションが１３日（現地時間）会場となるモントリオールのベル・センター内のレストランで開催され、両者は抱負を語った。
　クラウドは５度目の防衛戦。試合は８月１１日、同センターで予定され、プロモーターはドン・キング氏。ショータイムによって全米に放映される。以下は両者のコメント――。
　クラウド「この試合のことを考えると、「うわあ！」って感じ。パスカルのスタイルと私のスタイルはパーフェクトにかみ合う。すごいファイトになる。それでもタイトルは私の元を離れない。パスカルは門番のように大きく、全力を尽くすだろう。でも私はただインに入り、自分の試合をするだけ」
　パスカル「この試合を受けた理由はシンプル。あなた方ファンのため。皆さんはベストＶＳベストの戦いを見たいと思っている。私は前チャンピオン、彼は現チャンピオン。でも不幸にも８月１１日、彼は前チャンピオンになり、私は２度世界チャンピオンに就く。クラウドは危険な男でハングリーだ。でも全幅のリスペクトをしても、私の上に名前が載ることはないだろう。これが大きな機会だと分かっている。なぜなら私は成功とビッグマネーを開くトビラの前にいるのだから」
　同じリングではカナダのＫＯパンチャー、アドニス“スーパーマン”ステベンソン（ＩＢＦ・Ｓ・ミドル級２位）が登場予定。相手は発表されていないが、ドン・ジョージ（米）が有力といわれる。
=PHOTO/TOM CASINO/SHOWTIME