今月29日（日本時間30日）ロサンゼルスのステープルズ・センターでレオ・サンタクルス（WBC世界S･バンタム級王者）とフェザー級12回戦で対戦する元3階級制覇王者アブネル・マレス（メキシコ＝米）が18日（日本時間19日）メディアにトレーニングを披露した。

　ロサンゼルス近郊ベルガーデンズにあるプライベートジム「デル・マレス・ボクシングジム」でマレス（29勝15KO1敗1分）はヘビーバッグ打ち、スピードバッグ打ちなど一連のメニューを消化。黒光りする上半身は一段と逞しさを増し、仕上がりのよさを印象づけた。「私はレオに対して個人的な因縁は何もないけど試合ではコテンパンにやっつける。調整はこれまでグレート。スパーリングもグレート。試合まであと10日ぐらいなので集中力を切らさず臨みたい。私は以前と比べ明らかにベターな選手に変貌している。それを証明する」とマレス。

　参謀役のクレメンテ・メディナ・トレーナーも「アブネルは試合に向け非常によく仕上がっているし、勝つ準備ができている。コンディショニング・コーチのルイス・ガルシアも含めた3人で勝利を導いてみせる。レオは素晴らしいチャンピオンだけど、我々は勝てるだろう」と語っている。

　WBCフェザー級のダイヤモンドベルトが争われる一戦。メディアの予想はややマレス有利だが、オッズメーカーの賭け率は19日現在、8-5でサンタクルスが支持されている。Photo/BoxingScene.com