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女子世界王者から男子転向狙う真道ゴー 3月に最終結論の見通し「いい結果になる」

2023年2月6日 23時00分

 グリーンツダジムの本石昌也会長は6日、大阪市旭区のジムで会見、元WBC女子世界フライ級王者で、性別適合手術と戸籍変更を経て男性ボクサーとしてリング復帰を目指す所属の真道ゴー(35)のプロテスト受験の可否が3月に決定する見通しであることを発表した。JBCが2月中旬に第3回の諮問委員会を開き、3月の理事会で最終協議を行う。身体的な問題がクリアされれば、4月にプロテスト受験になるという。

真道ゴー

 本石会長は「真道復帰は最終局面です。前向きに進んでいると聞いており、真道にとって良い結果なると思っています。真道は7月に36歳。ボクサーの定年に1年を切ってしまうので、1日でも早くリングに立たせたい」とプロテスト受験許可決定が早期に下されることを願った。

 和歌山市出身の真道は性同一障害に悩んで、17年に現役を引退。タイで性適合手術を受け、戸籍を男性に変更したうえで結婚。現在は3人の子どもの父親だ。「子どもたちにリングで戦う姿を見せたい」と男性ボクサーとしてリング復帰を強く願っている。昨年8月には枚方市で開かれたグリーンツダジムの興行内で「事前評価スパーリング」に出場、4回戦ボクサーと激しく打ち合った。日本プロボクシング協会が真道の復帰を全面支援、JBCと協議を重ねている。

 女性プロボクサーが性別を変更して男性プロボクサーとして戦うのは前例がなく、実現すれば歴史的な一歩となる。本石昌会長は「ボクシングだけでなく、いろんな競技にとって影響を与えると思います」と話している。

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