12日（日本時間13日）に対戦するパウンド・フォー・パウンド最強のフロイド・メイウェザー（米）とアンドレ・ベルト（米）が8日、決戦の地となるMGMグランドに到着。試合の不人気が伝えられる中、大勢のファンが両雄を出迎え“グランド・アライバル”が行われた。

メイウェザー「私はこのスポーツで多くのことを成し遂げてきた。昔はみんなヘビー級に注目していたが、私の窮極のゴールは私のいる階級に注目を集めることだった。対戦相手は常に私を叩こうとしたが、結果はいつも同じだった。でも私はベルトを侮っていない。彼は素晴らしい対戦相手だ。私の窮極のゴールは、私たちがもう一つのフロイド・メイウェザーを見つけること。10代でプロに転じたとき、MGMはマイク・タイソンの建物だった。いま私は祝福されている。ロイヤル・フラッシュを配られたような気分だ」

ベルトは「厳しいトレーニングを積み、ここ数年よりもよく仕上がった。土曜日に歴史を作ることを楽しみにしている。ドアを通り抜けたいなら突破するだけだ」

　セミに登場するWBC世界S･ミドル級王者バドゥ・ジャック（スウェーデン）と挑戦者ジョージ・グローブス（英）、WBO世界S･フェザー級王者ローマン“ロッキー”マルティネス（プエルトリコ）と挑戦者オルランド・サリド（メキシコ）ら、前座に登場する選手も続々とラスベガス入りした。Photos/BoxingScene.com