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メイウェザーvsベルト、今週末ゴングも興行は苦戦か

2015年9月9日 12時51分

 今週末12日(日本時間13日)米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナでフロイド・メイウェザー(米)がアンドレ・ベルト(米)と対戦する。今回がラストファイトと公言しているメイウェザーだが、史上最高額のファイトマネーを叩きだした5月のマニー・パッキャオ(フィリピン)戦とは打って変わり、ベルト戦は興行的にかなり苦戦している模様。ESPNドットコムのスポーツ・ビジネス・リポーター、ダーレン・ローベル記者が伝えている。

 それによると、チケットはパッキャオ戦に比べかなり安いにもかかわらず、試合まで4日の時点で2100席が売れ残っている。大手チケット販売会社のスタブハブの場合、パッキャオ戦の平均再販価格は5095ドル(約61万1000円)で、ベルト戦は799ドル(約9万6000円)。8日朝の段階で1000ドル(約12万円)以上で売れた席は25席にとどまった。同社によると、同じ日にイギリスで行われる期待のロンドン五輪金メダリスト、アンソニー・ジョシュアと無敗のゲーリー・コーニッシュの英国対決のほうがビジネスになっているという。

 またパッキャオ戦では、ラスベガス市内のホテル料金が4倍に跳ね上がったが、今回は通常料金のまま。試合の不人気ぶりに頭を抱えたMGMは、観戦チケットと2泊分の宿泊料金をセットにして1000ドルで販売するなど、必死の営業攻勢を強いられている。

 ファンの関心を集められない要因は、対戦相手であるベルトが力不足と見られていること。そしてメイウェザー・プロモーションのレナード・エラルベCEOが「これは100%、メイウェザーのラストファイトになる」と断言しているにもかかわらず、だれもメイウェザーがこれで引退するとは信じていない─というのが同記者の分析だ。

 パッキャオ戦があまりにも破格だっただけに、余計にベルト戦が色あせて見えてしまう、という事情もあるだろう。週末までの数日でどこまで盛り返すことができるのか。メイウェザーの腕の見せ所でもある。

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