内山高志まさかの2回KO負け、連続防衛11で途切れる
2016年4月27日 21時27分
2016年4月27日 20時44分
トリプル世界戦の2戦目、WBA世界S・フライ級タイトルマッチは、王者の河野公平(ワタナベ)が挑戦者7位インタノン・シッチャモアン(タイ)に3-0判定勝ち。3度目の防衛に成功した。スコアは119-106×3。
昨年10月、米シカゴで亀田興毅の挑戦を退けた河野が約1年4ヵ月ぶりの日本リングで世界初挑戦のインタノンを迎えた。小柄なサウスポー、インタノンに対し、河野がエンジンをふかしたのは2回。インタノンもこれに応じ、試合は序盤からヒートアップした。
4回は河野が攻め、続いてインタノンが左右のフックを決め、王者はヒヤリとした。しかしラウンド終了間際、河野のワンツーがきれいに決まり、インタノンがキャンバスに尻もちをついた。
勢いに乗る河野は5回にも右ボディアッパーでダウンを奪った。インタノンはヘッドバッティングを主張したが受け入れられない。さらに7回、河野が立て続けに右を決めると挑戦者がフララフになり、ワンツーの連打でこの試合3度目のダウンを喫した。
河野は終盤も攻め続け、インタノンをロープに押し込んでは連打を浴びせた。35歳の河野は無類のスタミナで何度もラッシュを見せたが、ノックアウト勝利を飾ることはできなかった。「もっと練習して次はKOで勝ちたい」と話した河野は32勝13KO8敗1分。インタノンは43勝22KO12敗2分。
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