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宮、ダウン奪うも予想外の苦闘

2009年6月2日 22時38分

2日夜、後楽園ホールのリングには宮将来(OPBF・Sバンタム級14位=ヨネクラ)が登場。意外な苦戦の末、36歳のノーランカー八木橋淑郎(オサム)に9回負傷判定勝ちした。
 硬い出だしの宮は3回に左フックのカウンターでダウンを奪ったが、4回に八木橋の右アッパーで後退するピンチ。相手の打ちぎわに左フックを多く当ててポイントこそ押さえるも連打につなげられず、最後までリズムに乗り切れなかった。9回、宮が左マブタから出血し、これが続行不能とされて試合はストップ。この傷はバッティングによるものと判断され、そこまでの採点により宮が勝利した。スコアは86-86、87-85、89-83の2-0だった。宮の戦績は19勝13KO1敗1分。
 セミの出田裕一(ヨネクラ)-二見広信(北陸イシマル)戦は、出田の3-0判定勝ち。二見のアッパーで鼻血を流しながらも出田が終始力強く相手を追いこんだもの。ダウンシーンはなく、80-73(2者)、78-75のスコア。出田はデビュー11連勝(6KO)を飾った。
 またこの日は8回戦がもう2組行われ、越田茂実(青木)、松本晋太郎(ヨネクラ)そろってタイ人選手を退けた。Sフェザー級越田はシリサック・シットサイトンに判定勝ち、Sミドル級松本はルートサヤーム・ポーティティマに初回TKO勝ち。
 そのほかの試合結果は以下の通り(左が勝者)
60・0キロ4回戦 植木淳平(沼田)判定 三好英登(伴流)
50・0キロ4回戦 岨野豊(T&T)判定 羽方政臣(沼田)

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