「金を目ざしたい」森坂嵐がリオ五輪の抱負語る
2016年7月15日 7時47分
2016年7月14日 17時38分
「今から楽しみでワクワクしています――」。7月20日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場でIBF世界S・バンタム級王座決定戦に臨む同級1位の和氣慎吾(古口)が14日、東京・板橋の所属ジムで練習を公開した。
すでにスパーリングを打ち上げている和氣は、シャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちを2ラウンドずつ披露。古口会長と磨いてきたコンビネーションを再確認するようにしっかり打ち込み、その動きに好調ぶりをうかがわせた。
練習終了後、会見に応じた和氣は「想像以上に記者さんの数が多くて、ビックリした」と言いながら、「世界戦という意識は特別ない。いつもどおり決まった相手に勝つことだけ考えているし、変な緊張はない」と実に落ち着いた表情で語り、「やれることはやってきたし、追い込んだ練習ができたので」と自信を示した。
前日に大阪でひと足先に練習を公開した21勝21KO無敗1無効試合で同級2位のジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)については「100%のKO率で怖さはあるが、当たらなければ意味がないし、僕には当たらない」と完封を宣言。「もちろんチャンスがあれば、倒しに行く」と持ち味のスピードを存分に生かしての圧勝を誓った。
初の世界戦に臨む愛弟子に対し、経験豊富な参謀・古口会長は「どろ臭くても何でもいい。とにかくベルトを巻きたい。勝って、この東京の板橋に戻ってきたい」と意気込みを示すと「和氣は変な緊張はないと言うが、必ず緊張はある。それをいかにほぐし、あと1週間をうまく持っていけるか」と語った。
岡山から上京し、2006年10月に初回KOでプロデビュー。それから10年。紆余曲折を経て、たどり着いた大舞台を「自分の人生を変える、大きな一戦」と位置づける和氣の戴冠はなるか。WBA世界フライ級チャンピオン井岡一翔(井岡)とのダブル世界タイトルマッチの模様は20日20時からTBS系列で全国中継される。
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