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香美の子岡村が警察官に、六島ジム出身で3人目

2016年9月26日 23時45分

 六島ジム所属のB級ボクサー、香美の子岡村ケントキッド(本名・岡村賢人=26)が引退、10月から京都府警の警察官として新しいスタートを切ることになった。26日、大阪市住吉区のジムで会見した岡村は「4年間がんばって、昨年の西日本新人王L・フライ級決勝まで進むことができました。これからは、市民の安全のために貢献したい」と決意を述べた。

京都の警察官として第2の人生を歩む岡村(中)

 兵庫県北部の香美町出身の岡村は県立村岡高校卒業後、京都の公務員養成専門学校に入学、警察官、消防士などの受験資格をとった。高校時代は野球部に所属、もっと体を動かしたいとすぐには就職せず、プロボクサーを目指していた。アルバイト先のパチンコ店で同僚になった六島ジムの武市晃輔トレーナー(35)と出会い、ジムに入門。「細い体だし、無理かも」(武市トレーナー)だったが、努力を重ねて、5勝1KO3分の無敗で昨年9月の西日本新人王決勝に進出したが、1回KO負けを喫した。

「悔いはあるが、強い相手に負けたのだし」とボクシングをあきらめて、勉強をやり直し、今年5月に京都府警の試験を受けて合格、10月から警察学校に入校する。「体力、精神力には自信はあります。しっかりがんばって将来は交通機動隊で白バイに乗りたい」と岡村は抱負を語った。六島ジムからは3人目の警察官誕生で、枝川孝会長は「町おこしの意味でリングネームを付けたが、なかなかそこまではいかなかった。しかし、粘りはあるので、警察官として活躍してくれると思う」と笑顔で送り出した。

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