来年1月14日ニューヨークのバークレイズセンターでゴングとなるS･ミドル級統一戦の記者発表が16日行われ、WBC王者バドゥ・ジャック（スウェーデン）とIBF王者ジェームス・デゲール（英）が抱負を語った。同じリングで行われるIBF世界S･フェザー級王者ホセ・ペドラサ（プエルトリコ）、挑戦者ジェルボンテ・デービス（米）も出席した。

　昨年4月に王座に就いたジャック（20勝12KO1敗2分）は前回4月のV2戦でルシアン・ブーテ（ルーマニア）と引き分けて辛くも防衛。3度目の防衛戦が統一戦となり「これは私たちが経験したどのファイトよりも大きい。もし私がアンダードッグであっても、彼を倒せばだれも何も言えないだろう」と意気込んだ。

　一方のデゲール（23勝14KO1敗）もこれが3度目の防衛戦となる。世界タイトルを獲得した試合、そしてその後の2度の防衛戦をメリカとカナダで戦っているデゲールは「これはベストな試合だ。ジャックは素晴らしい選手だが、私が彼をストップするなり、判定勝ちなりするだろう」と勝利をアピールした。

　大手ブックメーカーのウィリアムヒルが出している現時点でのオッズはデゲールの勝利に1.36倍、ジャックの勝利に3.10倍をつけており、デゲールの有利と見ている。Photo/SHOW TIME