25日に有明コロシアムでプロデビューする五輪金メダリストの村田諒太（三迫）が19日、都内のジムで公開練習をした。

　この日の村田はトレーナーのイスマエル・サラス氏とのミット打ちやサンドバッグ打ちなどで1時間あまり汗を流した。途中から25日のセミファイナルで防衛戦に臨む日本S･ライト級王者の小原佳太（三迫）も合流し、2人は時折笑顔を見せながらそろってロープを跳んだ。

　小原は村田と同じ東洋大の1年後輩。リーグ戦では小原、村田の順番で試合に出場する機会が多く、今回は偶然にも大学時代と同じ試合順となった。

　村田が大学を卒業して以来6年ぶりに同じリングに立つ小原は「セミで試合できるのはすごくうれしい。こういう機会に参加できて緊張感も高まる」と試合が待ちきれない様子。一方の村田も「体重も順調に落ちている。明日の練習で刺激を入れて、あとは疲れを抜くだけ」と語り、小原とがっちり握手を交わした。