元東洋太平洋Ｓ・フライ級王者で日本バンタム級７位の冨山浩之助（30＝ワタナベ）が７月27日、中国マカオのベネチアン・カジノ＆リゾートでＷＢＯ・Ｓ・バンタム級６位のジェネシス・セルバニア（フィリピン）との同級10回戦に出場する。

冨山浩之介

セルバニアは19勝７ＫＯ無敗の21歳。09年の世界挑戦失敗、その後の引退をへて復帰し、Ｓ・バンタム級で世界を目指す冨山にとっては、世界ランク獲得の大きなチャンスとなる。マカオの同じ会場で４月、石本康隆（帝拳）がＷＢＯ１位だったウィルフレド・バスケスJr（プエルトリコ）を下す快挙を演じており、冨山も続きたいところ。興行のメインはＷＢＯフライ級、ＩＢＦフェザー級の世界戦と、五輪連覇ゾウ・シミン（中国）のプロ２戦目。

　同じ７月27日（日本時間28日）には、ＷＢＣ世界ライト級１位の荒川仁人（八王子中屋）が、米テキサス州・サンアントニオでオマール・フィゲロア（米）とＷＢＣ同級暫定王座を争うことも決まっており、日本勢の海外進出が活発になっている。