メキシコに滞在中のWBO世界バンタム級チャンピオン亀田和毅（亀田）が24日、パンチョ・ロサレスジムで行われたWBA世界女子ミニマム級王者アナベル・オルティスへのベルト贈呈式に登場。第2の故郷メキシコで、初防衛戦や今後の夢について大いに語った。

　和毅によると初防衛戦は12月初旬で開催地は大阪。対戦相手はメキシカンで「何人かの選手と交渉中。まだ契約を結んでいないが、近々発表できると思う」と説明した。V1戦の舞台には、日本人挑戦者を迎えるアナベルの初防衛戦や、IBF世界S･フライ級タイトルを獲得した大毅の初防衛戦が計画されているというが、まだ具体化にはいたっていない。

　さらに和毅は亀田3兄弟のメキシコ進出をアピール。「2014年には兄弟3人がメキシコでリングに立つ構想がある。その時はWBCのサポートが不可欠。（外科手術を受ける）セニョール・スライマンには早く元気になっていただきたいとメールを送った」とエピソードを明かし、「インター&地域タイトルを7つも獲得したからWBCには特別の思いがある。ぜひWBCタイトルを獲得したい」と世界最大の統括団体にラブコールを送った。