再戦が内定していたWBCヘビー級タイトルマッチ、王者デオンタイ・ワイルダー（米）vs.挑戦者ルイス“キングコング”オルティス（キューバ）が11月23日、ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで挙行されることが決まった。主催のPBC（プレミア・ボクシング・チャンピオンズ）が28日（日本時間29日）発表した。イベントはFOXスポーツが全米にPPV中継する。

　両者は昨年3月ニューヨークで対戦。ワイルダーが10回TKO勝ちした。ただし途中の7回、オルティスの猛攻でワイルダーは大ピンチに遭遇。ノックダウンはなかったが3ジャッジとも10-8でオルティス優勢と採点したようにワイルダーは命拾い。復帰後3連勝しているオルティスとのリマッチが待望されていた。

　ワイルダーは大台となる10度目の防衛戦。昨年12月、激闘で沸かせた元ヘビー級統一王者タイソン・フューリー（英）との因縁の再戦が来年2月にも実現する可能性があるだけに絶対に落とせない試合となる。

　同じリングでWBAフェザー級“スーパー”王者レオ・サンタクルス（メキシコ＝米）が防衛戦。挑戦者にミゲル・フローレス（メキシコ＝米）を迎える。このカードは今年初め一度流れ、仕切り直しとなる。