前WBO世界フライ級チャンピオンの木村翔（写真）が2月15日、フィリピンのマニラ・アリーナで復帰戦を行う。対戦相手は前WBOミニマム級王者のメルリト・サビージョ（比）。木村が5日、中国の上海で開かれた記者会見に出席して発表した。

　31歳の木村（18勝11KO2敗2分）は17年7月、上海で中国のスター、ゾウ・シミンを下してWBOフライ級王座を獲得。中国で知名度を上げながら18年9月、W3度目の防衛戦で田中恒成（畑中）に敗れて王座陥落した。

　昨年5月、2階級制覇をかけ、中国でWBA･L･フライ級正規王者のカルロス・カニサレス（ベネズエラ）に挑戦したものの判定負け。現在はWBO同級7位、WBA10位にランクされている。

　35歳のベテラン、サビージョ（27勝13KO7敗1分）は14年に世界王座陥落。現在3連敗中で再浮上を狙っている。世界王座返り咲きを狙う木村にとってはしっかり勝利したい相手だ。

　木村は所属していた青木ジムが年内で休会し、所属ジムはない状態。今回は、これまで中国で活躍してきた実績を買われ、世界でさまざまな格闘技イベントを手掛ける中国のプロモーター、MAS FIGHTのサポートを受けて復帰戦に挑む。