元S･ライト級3団体統一王者コンスタンチン・チューの息子、ティム・チュー（豪）と同胞の元WBO世界ウェルター級王者ジェフ・ホーンが対戦に合意。4月にオーストラリアで対戦する運びになったと同国のメディアが報じた。

　偉大な父を持つチューはデビューから15連勝（11KO）の25歳。世界ランキングはS･ウェルター級でIBF6位、WBO9位に入っているが、まだビッグネームとの対戦はなく、知名度の高いホーン（32歳、20勝13KO2敗1分）を下してスターへの階段を駆け上がろうとしている。

　一方、17年7月、スーパースターのマニーー・パッキャオ（比）を下して一躍名を挙げたホーンは翌年にテレンス・クロフォード（米）に敗れて王座陥落。昨年、同胞のマイケル・ザラファにTKO負けしてWBAミドル級王者、村田諒太（帝拳）に挑戦するプランが消滅したが、ザラファにリベンジして再起に成功した。

　同国のFOXスポーツによると、この試合はオーストラリアのナンバーワン・ボクサーを決めるビッグマッチと位置付けられ、長い交渉の末に合意に達したという。報酬の割合はホーンが6割、チューが4割。試合はS･ウェルター級戦で、ホーンは1階級落とすことに。試合日は4月18日が有力。会場は未定。Photo/SUMIO YAMADA