31日（日本時間1日）の防衛戦に向けラスベガス入りしているWBAスーパー・IBF世界バンタム級チャンピオン、井上尚弥（大橋）の情報が大橋ジムから入ってきた。

　前日をメディカルチェックに費やした井上は滞在3日目となる現地時間20日、トップランクジムで初めて練習を行った。シャドー、サンドバッグを終え、ミット打ちでは先日引退した前日本S･ライト級王者の井上浩樹さんがミットを受けたという。その後、縄跳び、ストレッチで練習は終了。

　夜はステーキをテイクアウトして部屋で食事をした。また、前日のPCR検査でチーム全員が陰性だったことも分かった。

　老舗ボクシング誌の「ザ・リング」は最新のパウンド・フォー・パウンド・ランキングで井上を3位から2位に上げた。2位だったワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）がライト級4団体統一戦でテオフィモ・ロペス（米）に敗れ、7位に落ちたためだが、アメリカにおける“モンスター”への期待の高さをあらためて印象づけた。

　挑戦者にジェーソン・モロニー（オーストラリア）を迎えるタイトルマッチの模様は日本時間11月1日午前10時30分からWOWOWエキサイトマッチSPで生中継される。写真提供＝大橋ジム