英国人同士のヘビー級サバイバルマッチ、土曜日28日（日本時間29日）ロンドンで挙行されるダニエル・デュボアvs.ジョー・ジョイスの12回戦の会見が26日行われた。

　英国のみならずヘビー級ナンバーワン・プロスペクトとも言われるデュボア（15勝14KO無敗）は「ジョーを弱らせて叩き潰し世界にメッセージを送る」と豪語。対するリオデジャネイロ五輪銀メダリストのジョイス（11勝10KO無敗）も「デュボアが倒れるまでパンチを出し続ける」と返した。

　ジョイスにとり不安材料はイスマエル・サラス・トレーナーがロンドン到着後COVID-19（新型コロナウイルス感染症）のテストで陽性反応が出たこと。明後日の試合でコーナーに陣取れなくなった。

　ジョイスとの接触はなく試合は無事行われる運びとなった。サラス氏は当初10月31日に英国入りする予定だったが、ラスベガスのジムで指導する選手が多く、今週到着した。

　ジョイスの代理人は「（サラス氏は）ラスベガスのジムで感染したのだろう」と語っている。ジョイスには7月の試合でチーフセコンドを務めたスティーブ・ブロートン・トレーナーが就くことになった。ボクシングシーン・ドットコムが伝えた。

　デュボアvs.ジョイスは、デュボア（WBO2位＝23）が持つ英国＆英連邦＆WBCシルバー王座と空位の欧州ヘビー級王座のベルトが争われる。Photos: Queensberry Promotions