米テキサス州フォートワースのディキーズ・アリーナで明日20日（日本時間21日）挙行されるゴールデンボーイ・プロモーションズ（GBP）主催のイベントの計量が19日行われた。メインのウェルター級12回戦は、WBAウェルター級ゴールド王者バージル・オルティスJr（米）、前WBO･S･ライト級王者モーリス・フッカー（米＝WBOウェルター級8位）とも147ポンド（66.68キロ）で合格した。

　これまで16勝16KO無敗のオルティス（22）はGBPが売り出す大型ホープ。WBAとWBOランキングでも上位にランクされており、実績のあるフッカーを相手にさらなる飛躍を目指す。計量では最初0.6ポンドオーバーしたが2度目のトライでリミットに落とし事なきを得た。試合は空位のWBOインターナショナル・ウェルター級王座が争われる。

　フッカー（27勝19KO1敗3分＝31）はWBC王者ホセ・ラミレス（米）との統一戦で6回TKO負け後、2度目のリング。オルティス同様こちらも地元選手で、強打のプロスペクトを相手に復活を目指す。

　セミ格で予定されたS･ライト級ランカー、パブロ・セサール・カノ（メキシコ）の試合が中止となり、WBA女子世界ミニマム級王者アナベル・オルティス（メキシコ）vs.セニエラ・エストラーダ（米）が昇格。35戦目で米国デビューのアナベルに昨年、初回7秒KO勝ちで話題となったエストラーダが挑む。Photo by Sye Williams/Golden Boy