殿堂入り元S･ライト級王者コンスタンチン・チューの息子ティム・チュー（豪州）が31日、豪州ニューキャッスルで同国のデニス・ホーガンに5回2分29秒TKO勝ち。WBOグローバルS･ウェルター級王座を守った。

　世界挑戦に向けて対戦者の力量を上げているチュー（WBO･S･ウェルター級1位）がジャモール・チャーロとハイメ・ムンギアに挑戦歴があるホーガン（WBC同級10位）を迎えた。スタートからパワーパンチを顔面、ボディーへ浴びせるチューがペースを掌握。脚を使って対処するホーガンだがチューの圧力をかわし切れない。

　4回終了間際、ホーガンを追い込んだチューは5回、左アッパーを命中させて豪快に倒す。カウント後、畳みかけたチューの猛攻でホーガンは背中を見せる状態となりコーナーがタオルを投入した。

　デビュー以来のレコードを18勝14KO無敗としたチューはWBO王者ブライアン・カスターニョ（アルゼンチン）、他の3冠を保持するジャーメル・チャーロ（米）へ宣戦布告している。ホーガンは28勝7KO4敗1分。