マッチルームボクシングは3月31日、WBCライト級王者デビン・ヘイニー（米＝写真左）と元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス（帝拳＝ベネズエラ、同右）のタイトルマッチを5月29日、米ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノで開催すると発表した。

　これが3度目の防衛戦となる22歳のヘイニー（25勝18KO）と、3階級を制覇して王座返り咲きを狙う35歳のリナレス（47勝29KO5敗）による新旧王者対決。ライト級は昨年10月、テオフィモ・ロペス（米）が3冠王者ワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）を下して新旧交代を告げたほか、人気者のライアン・ガルシア（米）が年明けにWBC暫定王座を獲得。WBAスーパー王者にはジェルボンテ・デイビス（米）が君臨するという激戦の構図となっている。

　リナレスはこの試合を見据え、先月26日から恒例の成田キャンプに入った。同門のWBAミドル級スーパー王者の村田諒太、IBF･S･フェザー級王座決定戦の指令を受けている尾川堅一とともに連日走り込みを続けている。

　他の王者の動向はというと、ロペスは次戦でIBF指名挑戦者ジョージ・カンボソス（豪州）との防衛戦が有力。こちらは新興プロモーターのトリラーが開催権を落札して話題となった。抜群の人気を誇るガルシアはWBC2位ハビエル・フォルトゥナ（ドミニカ共和国）との対戦がオーダーされたと報じられている。